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イッテQ登山部イモト〝第7の山アイガー〟登頂の記録とメンバー [ドキュメンタリー]

第7の山へ挑戦、アルプスの死の崖【アイガー(EIGER)】

イッテQ登山部が挑む、第7番目挑戦はクライミング

その山の名は【アイガー(EIGER)】3,970m

アイガー、メンフィ.jpg

アイガー登頂には「死の崖」と呼ばれ最も危険で困難な

山と呼ばれており、中でも北壁はあのエベレストよりも

難しいと言われている。

今回イッテQ登山チームが挑むのは、北東山稜ルートで

95年前日本の〝槇有恒〟(まきゆうこう)をリーダー

としたチームが初登攀し【世界のマキ】と呼ばれるよう

になったルート〝ミッテルレギコース〟だ!

アイガー最終アタック.png

このコースもナイフリッジと呼ばれ、刃(やいば)の

上を歩く場所が頂上付近にはあり、見下ろす道は北側が

1,800mの絶壁、南側は600mの絶壁で、足場も

わずかというナイフリッジの恐怖が行く手を阻む。



◆今回の説明

 ♪ 国内練習合宿

 ♪ アイガーとは

 ♪ アイガー挑戦メンバー

 ♪ 登山試験(テスト)

 ♪ アイガー登頂のルート

 ♪ そしてドキュメント

 ♪ アイガー登頂成功メンバー


◆国内合宿

 今回も国内で感覚を戻す合宿を行ったのです

 場所は、剣岳長次郎雪渓コース

 隊 長:山本一夫

 副隊長:山本 篤

 隊 員:奥田仁一

  〃 :中村俊啓

 イッテQ登山部

 製作、技術メンバー


合宿日は8月11日で山の日と重なり大渋滞のスタート

となった。

今回の合宿コースは、剣岳であえて難易度の高いクライ

ミング練習に適した〝長次郎雪渓ルート〟を選択した。

2,750mにある剣御前小屋で宿泊、翌日アタックを

行った。早朝4:00出発し岩場を進む、感覚を確かめ

ながら登頂、剣岳を踏破する。身体を山モードに戻して

スイスには3日後に出発となった。


◆アイガーとは

 スイスベルン州のベルナー・オーバーラント地方にある

 アルプス山脈の1峰で、スイスを代表する名峰でメンヒ、

 ユングフラウが連なる。

 特に北壁が有名な難関でアルプス三大北壁のひとつです

 【スイスアルプス三大北壁】

  ♪ アイガー北壁

  ♪ グランドジョラス北壁

  ♪ マッターホルン北壁

 

◆アイガー挑戦メンバー

 ♪ プロジェクト統括〝天国じじい〟こと【貫田宗男】

 ♪ 日本山岳会のホープ【中島健郎】

 ♪ スイス在住登山ガイド【田村真司】

 ♪ 山岳ドクター【武藤文隆】


 [ムード] 山も登れる女優芸人【イモトアヤコ】


 ? 技術チーム カメラマン【石井邦彦】

 ? 技術チーム カメラマン【門谷 優】

 ? 技術チーム カメラマン【湯本将司】

 ? 技術チーム 音声【廣瀬あかり】


 ? 製作チーム ディレクター【石崎史郎】

 ? 製作チーム AD【藤野研介】

 ? 製作チーム AD【木村奨太】


◆登山試験(テスト)

 8月16日スイス入り

 やはりアイガーも世界の上級アルピニストが集う山で

 グリンデンワルト山岳ガイド協会が審査するテストに

 合格しなければ、アイガー挑戦は出来ない。


 そして、テストが行われるコースは・・・なんと

 アイガーより標高は高い〝メンヒ〟だ!

 もちろんテストを受けるのは、イモトを始めクルー

 全員がテストを受ける。

 もちろん体重100kg超えの石崎Dもだ!


テスト項目

 身体能力、クライミング技術、精神力が問われる

 8月17日テスト日

 ユングフラウ鉄道で試練の山へ

 ユングフラウヨッホ駅(3,454m)を降りてスフィンクス

 展望台下のトンネルを抜け山小屋を目指して1時間歩く。

 メンフィスヨッホヒュッテで1泊し、翌日試験アタックを行う

 アタックコースは、3,670mからスタートし4,107m

 の頂上まで一気に440mを3時間で登るというもの。


8月18日テスト本番日真っ白に雪が積もっていた。

ガイドよりメンヒは雪があっても問題ないとの話で、アイガー

に比べればハイキングらしい。

イモトの心境は、まったく高さも怖さも感じない!と自信を

見せる。

すると石崎Dも「イモト!俺も同意見だ全く高く感じない」と

イモトは鼻で笑いながら「あんたは・・まったく!」

気持ちも和んで、いよいよテスト本番に向かうメンヒへ挑戦


そしてスタートする、いきなり200mの岩登りから始まり

どんどんピッチは上がる、標高3,850mに到達!

ほぼ1時間で登った、ガイドからもスピード技術も問題はない

との事だ、そして出発から2時間メンヒのナイフリッジへ・・

さすがにイモトも心が不安になる、生と死の境界線を歩く滑落

の不安と戦う!ゆっくり歩きながら手をついたりしたが、気を

付けてやっと踏破する、時間はなんとか3時間だった。


イモトもナイフリッジの怖さで山の雰囲気にのまれていた!

気分を変えたい、緑を見たい、花が見たい・・・


しかし天が味方した、天候が不安定で待機!休息日を設ける事

になった。

アイガーは少しでも雪が積もると閉山になる、それほど危険な

山なのです。


そして、テストの結果が伝えられる

イモト合格!

他のメンバーも大丈夫だと・・・

だが、ガイドは「お前は連れていけない!」と石崎に通告する

なんと石崎だけ不合格となった!

当然だろう登り始めて4分で「HELP~」となったからだ!


◆アイガー登頂のルート

 アイガーミッテルレギ稜(アイガー北東山稜)

 大正10年(1921)に日本の槇有恒が初登攀に成功した

 当時、彼は27歳

 アイガー挑戦の為にグリンデルワルトにじっくり滞在、地元

 の方々と深く交流し、山の情報を多く集め初登攀を成し遂げた。


◆ドキュメント

ユングフラウ鉄道.png

≪ミッテルレギ北東稜へ≫

 チャレンジは8/24・25でアタック!1泊2日での挑戦だ

 グリンデルワルトからヴァンゲルンアルプ鉄道でクライネ・シャ

 イディック駅に向かい、そこからユングフラウ鉄道に乗り換えて

 さらに山岳地帯をどんどん登って行くとユングフラウヨッホ駅へ

 向かうトンネル内部に2つの途中駅があり、1つ目はアイガーバ

 ント駅、2つ目はアイスメーア駅。


 アイガーヴァント駅(2,865m)駅名は〝アイガーの壁〟を

 意味する。トンネルの掘削で出た岩屑を捨てるために空けられた

 「穴」でなんと、アイガー北壁のど真ん中にぽっかり口を開けて

 いて、ガラス貼りの展望デッキからは岩と雪が織り交じった垂直

 の北壁が眼下に広がる。

 魔の壁アイガー北壁で、クライマーが滑落や遭難した際には外か

 ら中に入れるという構造の様です。


 アイスメーア駅(3,160m)駅名は〝氷の海〟を意味する。

 やはりこの駅もガラス貼りの展望デッキからは、氷河の海が圧巻。

 なお展望デッキは2つあって、片方には鉄格子で守られたドアが
 
 あり、アイガーに挑戦する人はドアを開けて氷河へ下り、ミッテ

 ルレギ小屋へ向かう駅です。


≪ミッテルレギ小屋≫

 AM7:00出発、アイスメーア駅で下車しミッテルレギ小屋を

 目指す!

 アイスメーア駅で準備を始める、するとガイドのヨハンが「ダメ

 だあいつを連れていくことは出来ない!」・・・は!?「小屋まで

 も行けないの?」イモトもびっくりする、石崎も「ちょっと想定

 外かも?」「俺は小屋までは行けると思っていたから」イモトは

 「小屋までも行けないとは情けないよ!」アタックではなく小屋

 までもとは・・・ヨハン「難所が何カ所もあるため、あいつには

 無理だ」、イモトは石崎に「あんた悔しくないのか?小屋までも

 行けないなんて!」すると石崎は「別に」・・・イモト「急な沢尻

 を出すんじゃないよ」と。


 ドアを出てすぐ、いきなりのガレ場でアイガーで最も落石・落氷

 が多い場所、ヨハンも「最初の30分は出来る限り早く進む」と

 危険地帯を回避するには、ノンストップでその場所を抜ける事だ!

 温かい気候で表面の氷が融けて崩落が多い、そうなのですここは

 〝アイガー〟上級クライマーのみが立ち入れる特別な山。

 イモトは危険地帯を最速で抜ける、イモトは感想として「う~ん

 これは確かに石崎さんは行けねーな」

 AM10:30ミッテルレギ小屋が見えてきた、もう少しで小屋

 と見上げた時、イモトは衝撃を受けた!!

 あいつがいる!「ちょっと待って!」「おい!」「なんでいるの?」

 石崎はお茶目に「来ちゃった[黒ハート]」・・・イモトは「何で?何でいる

 の?来ちゃダメだって言ってたでしょ!何で来たの?」

 石崎は「ヘリで来ちゃった!」イモト愕然「マジで!!」すると

 石崎はイモトに「本物のザッキ―だよ[黒ハート]」イモトは「本物のザッ

 キ―じゃねーよ!来ちゃったじゃねーよ、まったく」

 石崎も合流し、ミッテルレギ小屋で一泊し早朝アタックをする。

 イモトは不安を石崎に話してみるが、当然石崎は眼中にないため

 心配と不安の中眠りにつく


≪まさかの体調不良≫


 AM6:00スタート

 615m・2kmを登る2時間のクライミングだ!そして最難関

 200mの衛兵【ジャンダルム】も最後に控えている。

 出発して15分、目の前の岩に集中して登って行く。ヘリからの

 空撮で凄さがわかるが〝ゴジラ〟の背中のような上り下りが続く

 反りあがる岩壁に苦労する、フィックスロープが張ってあり足を

 使えないため腕の力で登らなくてはならない。

 イモトもこの練習をしておけばよかったと嘆くほどだ!

 AM6:40 御来光で真っ赤に染まる。しばし景色に見とれる

 難関ジャンダルムまでに、フィックスロープを使うヶ所が何カ所

 もある、ジャンダルムまでに体力が持つかどうか不安でいっぱい

 のイモトに異変が・・・


 「うんこが出たい」

 ガイドのイワンが言う「こんなところで〝うんこ〟をした奴は

 アイガー北壁を踏破した数より少ない!」なんなんだ?と

アイガーイモト3.png

 イモトも出すものを出してスッキリしたのか?調子は上向きだ

 岩のポイントを的確に捉え反りたつ壁を登る。

 アタックから2時間、やっと休憩

アイガーイモト2.png

≪登頂断念か?≫

 フィックスロープを使っての登りで、腕の力と体力がどんどん

 そがれて行く。3,500mを過ぎたあたりから雪が増えてきた

 岩と氷で滑りやすいがアイゼンは履かない。イモトも真剣でリア

 クションもない。

 そして1人々フィックスロープを登るのだが、イモトが必至で

 登っている時。関係ない場所で事件は起きた!

 天国じじいがガイドに驚かれている、「何だ、こんなやつ初めて

 見たよ!」と・・・〝歯磨きじじい〟なぜ今、なぜここで?

 最近葉が悪くなって来たらしいのだが・・・今!?

 命がけで登る者の下で、今は虫歯が心配な者がいるという事件!

 アタックから2時間半かなり疲れも出てきた、目の前には30m

 の岩壁、イモトはグイグイ登って4分でクリアする。

 そして目の前には最大の難所〝ジャンダルム〟が迫り、姿を現す

 見上げればアイガーの最強の番人がクライマーを見下ろしてくる

 まず25m懸垂下降してジャンダルムに突入する。

 さあ、いよいよアイガー最強の番人〝ジャンダルム〟へ、高低差

 180mへ挑む!。

 イモトも足がすくみ、今回初めてスリップする。恐怖心を忘れよ

 うと、挑戦前に訪れた催眠術師から教わった恐怖を取り除く方法

 おでこを指でトントンたたくというもの、効かなくても縋りたい

 気持ちだった。しかし一旦訪れたそれはイモトを否応なしに心の

 奥底まで引きずり込む。生死の境に自分が置かれている恐怖が全

 身を覆い始める、リズムが乱れ、うまく足が運べずついに・・・

 〝HELP〟ガイドのヨハンも「落ち着け!目の前の岩と向き合

 え」と・・・でも自信を無くしリズムが崩れたイモトは「ノーア

 イキャント」(私には出来ない)と足が完全に止まる!

 「何でこんなとこ登んなきゃいけないの?」・・・さぁイモト気

 持ちを立て直せるか?

 ジャンダルムの中腹で完全に止まってしまい、登ることも降り

 る事も出来ない状態で固まってしまった。

アイガーイモト2.png

≪ジャンダルム制覇≫

 心が折れたイモトに、まさかの気持ちの変化が起こる!それは

 突然やってきた!「痛い、痛いよ~」イモトの頭上にあたる氷

 バラバラと落ちて来る氷、「おい、当たってるから氷」「落とす

 なっつてんだろ!!」身体を覆っていた恐怖は、ついに怒りが

 上回る事になる「また落としたアイツ!」そして「おい、ジャ

 ンボ(カメラマン)の相棒、落とすな!」怒りのイモトは、や

 るしかないと奮起する「ヘリコプターうっせーな!」「女優に

 戻りて―」中島さんが励ます「アイガー登れる女優さんなんか

 いないですよ」イモトも「ほんとそうだな、この枠は私が戴き

 ました」とそして最大の難所ジャンダルムを乗り越える。

 このタイミングで石崎から無線が入る、イモトは切れ気味に

 「え!」、石崎は「途中空撮に行ったときにずっとおでこトン

 トンしてたけど」イモトは「全然、大丈夫じゃなかったよ!」

 だが、石崎のノー天気な感じがイモトの緊張をほぐしリラック

 スが出来たのでしょう。

 アタックから4時間半、ついにアイガー北壁の上に到達する!

アイガーイモト1.png

≪アイガー≫

 いよいよアイゼンを装着する、そして雪のナイフリッジを進む

 平均台を渡っている気分だ、いや・・・それより何より怖い!

 それもそのはずだ、今イモトたちは北壁の真上にいて、北壁の

 高さは1,800mなのだから!また雪のある場所とない岩の

 場所が現れ、アイゼンを引っ掛けないように神経を集中させて

 進むがクルー全員疲労困憊でイモトの会話にもつきあってやれ

 ない!頑張ってとも声を掛けることさえ出来ないでいた。

 全力で挑戦する事5時間半、手足はパンパンで危険な場所でも

 ふらつく。最大の試練〝ジャンダルム〟は超えたはず・・・

 なのにまだ試練の登りが続く、ガイドの「あともうちょっと」

 に腹を立てるイモト!そしてついにイモトの肉眼はアイガーの

 頂上を捉える!しかしまだ遥か先だ、雪の頂上稜線を慎重に歩く

 そして、山頂が見えたので、天国じじい貫田さんと石崎が無線で

 連絡を取り合う。

 貫田「これから頂上稜線に入ります」

 石崎「了解です、あと10分位でしょうか?」

 貫田「あと15分」

 石崎「雪の状態はどうですか?」

 貫田「腐ってるね」

 石崎「了解です慎重にお願いします」

 という石崎は麓でビールを飲みながらいっぷく!くつろいでいた!

アイガー石崎.png

 イモトは両脇が切り立った最後のナイフリッジを慎重に進んだ!

 ナイフリッジの怖さは、引っ掛けて止める場所がないところなのだ

 滑り始めたら氷河まで落ちる。

 ガイドも声を掛け続ける「トレースからはみ出るな」そうなのだ

 足跡の外を踏めば雪が崩れ氷河に落ちる。恐怖と高度感と戦いな

 がらラストの稜線を踏みしめる。


 2016年夏、イモトが挑んだ第7の山は、襲い掛かる恐怖に心

 が折られた!しかし自分自身の心を克服し進んできた


 そして、ついに8月25日PM0:05分アイガー登頂成功!

アイガー踏破.png

 皆さん登頂、おめでとうございます!

アイガーイモト5公式ツイッターより.jpg

◆アイガー登頂成功メンバー

 貫 田 宗 男

 中 島 健 郎

 石 井 邦 彦

 門 谷   優

 イモト アヤコ

アイガー頂上.png



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